クラウドファンディング ネットで支援者を集める新しい資金調達方法

クラウドファウンディング(Crowdfunding)

資金調達法の一つで、ネットを介して、提案するサービスや趣旨・企業の理念に賛同した不特定多数の個人から資金を集めること。

世界中の人々の共感が支援金ににつながる

ベンチャービジネスを起こす時、必要不可欠なのが資金。新しいアイデアやスキルをもっている人々が、ネットを使って世界中から資金を集めるシステムが、クラウドファウンディングだ。まずは、自分の実現したいプロジェクトを専用のウェブサイト上で公開、それに賛同・投資してくれる支援者が集まり、一定の金額まで達成できればプロジェクトは成立。手数料を覗いた支援金が手に入るという仕組みだ。

サイトを提供する事業者はプラットフォームモデルを実践することになる。ミュージシャンがアルバムを出すための資金を募ったり、会社設立の資本金を募集することもでき、支援の設定金額も500~数千万円までと幅広い。

サイバーエージェントが運営するマクアケでは、世界で話題の組み立て式ロボットの展開プロジェクトにおいて、目標を88%も上回る537万円の支援金が集まったという。成功するためには、プロジェクトの意義のみならず、その魅力を伝えるためのコピーや写真、ライバル商品との比較調査、強い告知力など、多角的なアプローチが必要だ。

【広告】


事業者、支援者双方にプラスとなる支援もある

クラウドファウンディングの方法は、大別すると「寄付型」「購入型」「投資型」の3つ。

「寄付型」は被災地への支援などの案件で資金援助を募り、活動に共感した人が寄付をするスタイル。一般財団法人となったジャパンギビングは、東日本大震災復興支援財団などへのファンドレイジング(非営利団体への寄付)で実績をあげている。

2011年にリリースされたレディフォ-は、「購入型」プラットフォームの運営体だ。製品の開発や新事業の拠点作りなどのプロジェクトに対して支援者を募り、資金が集まって実現すれば、商品やサービスなどで対価を渡す仕組みとなっている。

また、金銭的なリターンを受け取る「投資型」は、利子や配当金などが生じる事業をプロジェクトとする。2014年5月に金融商品取引法の規制緩和があり、投資家が直接事業者に出資出来るようになったため、今後は投資型への期待が高まっている。

クラウドファンディングは、まだ日本では始まったばかりで、海外に比べると支援額も少ない。しかし、共感が資金を生むツールとしてメディアの注目度も高く、今後の成長が期待されている。

●ビジネスアイデアに挑戦できるクラウドファウンディング

要するに

●クラウドファンディングのプラットフォームは、夢や事業を実現する資金集めのためのプレゼンの機会を誰にでも与える。

●「寄付型」「購入型」「投資型」があり、ネットで不特定多数の支援者を集めるためには、人を動かす技術も必要。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加