SSL ネット売買で情報が漏れる不安を和らげる強固な暗号

SSL(えすえすえる、Secure Sockets Layer)

ネット通信時にデータを暗号化して安全に通信する方法。SSLを選択すると、URLアドレスの頭部がhttps://に変化するのが特徴

鍵のようなシステムで情報を暗号化

ヤフーやアマゾンなど、ネットでの買い物が当たり前となった現在、eコマース(電子商取引)という言葉が日常的に使われるようになった。市場規模は着々と拡大。経済産業省によれば、2014年の電子商取引の市場規模は、個人顧客向け(B to C)で12.8兆円(前年比14.6%増)と激増している。

けれども、個人情報やクレジットカード情報を送信するだけで、何のチェックもないことに不安を覚える人は少なくない。お店の責任者は存在するのか、本当に申し込みの証明はできるのか、番号を知られて悪用されないのか。実際にワンクリックで料金が発生するボタンに誘導されたり、なりすましによる架空売買のトラブルも報告されている。

ネットビジネスをするにあたって、零細企業や個人事業の信用問題は重要だ。これからビジネスを始める零細企業の場合、クレジット会社の審査にも通らないことがある。この安全証明の問題に取り組んだのがペイパルだった。

ペイパルは、消費者が業者にクレジット番号などを伝えずに決済できる「公開鍵暗号方式」を利用した決済サービスだ。ネットスケープ社が開発したSSLサーバ証明書を使い、情報を暗号化できるプロトコルを提供した。まずはpaypalが企業の安全を保証した証明書を発行する。顧客はその証明書を信頼し、渡された公開鍵を使うことで情報を暗号化して送信。「鍵」と言っても物理的なものではなく、ボタンをクリックするだけで、暗号化が成立する。暗号を解ける秘密鍵は、企業しか持っていないので、ネット上で万が一他人に見られても内容が漏洩することはない。後は、決済額に応じて企業に手数料が課金される。

スマホでも安全な信用取引の輪が広がる

売り手の本人確認などを経たうえで口座開設をし、取引時のトラブル損失を軽減できる制度を備えたペイパルは、現在1億5千万以上のアカウントを結ぶ世界的な支払い代行システムに成長した。オークションサイトのイーベイは、ペイパルが上場した直後に同社を買収し、事業の大きな柱として運営している。

これからは、スマホなどのモバイル電子決済での競争が激しさを増していくだろう。ペイパルヒア、楽天スマートペイ、コイニースクエア、アップルペイと、独自の決済システムが展開してきている。

●SSLによる電子決済では、2つの鍵で安全を守る

・公開鍵:企業が発行する電子証明に含まれ、暗号化だけができるシステムデータ
・秘密鍵:企業だけが持つ、解読用のシステムデータ

ようするに

●あっというまに買い物ができるネット売買でのセキュリティ上の不安をやわらげるのが電子決済におけるSSL

●暗号化と解読を当事者だけができることで、信頼性のまだ低い企業をハッカーから守る仕組み

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